1台で木材を切る・砕く・混ぜることができるマルチャーの特徴とレンタル料をご紹介

マルチャーとは木材破砕機の一種で、木や竹の伐採や草刈りなどを1台でこなしてしまうとても便利な機械です。FAEというイタリアのメーカーなどが製造しています。海外と比較すると日本ではまだ広く知られていないのですが、近年日本でも太陽光や林業の現場を中心にその便利さが認知されつつあります。今回はそんなマルチャーの特徴やレンタル料について解説しましょう。

マルチャーの特徴

ここでは大きな特徴を3点説明させて頂きます。

①切る・砕く・混ぜる!様々な用途で使える

マルチャーは1台で木材を伐採したり、根っこや切り株を砕いたり、破砕した木材を混ぜたりと1台で様々な役割をこなしますので現場で臨機応変に対応が可能となります。伐採したチップを現場にならすことで、地面を保護する副次的な効果を得られることもできます。木材を破砕した際に生じるチップは下記の通りです。

また、マルチャーは草刈りにも利用できるため、現場で草刈りをしなければならない場合でも追加で草刈り機をレンタルする必要がないこともメリットと言えるでしょう。とにかく1台で二役も三役もこなすことができるのが最大の特徴です。

②作業効率アップとコスト削減ができる

竹林を伐採するという一つの工程だけで考えても、マルチャーを活用すればチェーンソーで伐採するよりもスピーディーに作業できることは容易に想像できるかもしれません。
それに加え、工程全体で考えても大変効率的です。例えば木を伐採してから破砕まで行う場合、マルチャーを利用すれば伐採から破砕まで1台で完結するため、グラップルソーと木材破砕機をそれぞれレンタルして利用する場合よりもコストを下げられるかもしれませんし、場合によってはオペレーターの数を1人削減できるのでその場合は全体のコストを抑えることができるでしょう。

③刃の耐久性がある

従来の草刈り機の刃は一度利用するとかなり消耗してしまうため、レンタルされる時も刃だけはユーザー様の買取になるケースがあります。
それに対してマルチャーの場合、 刃が非常に丈夫で約2年ほどもちますのでレンタル中にすぐに消耗してダメになってしまう心配はありません。
刃の耐久性がある点も大きなメリットと言えるでしょう。

マルチャーの種類

マルチャーは取り付ける重機の種類によって種類が異なります。
大きく分けると油圧ショベルに装着するものと、スキッドステア・コンパクトトラックローダーに装着するものがありますのでそれぞれ見ていきましょう。

油圧ショベル用マルチャー

マルチャーの画像

同じ油圧ショベル用の中でも油圧ショベルのサイズによってマルチャーの種類も異なります。

18~25tショベル用マルチャー

0.7クラスのショベルに装着可能なマルチャーとしてはUML/S/EX/VTシリーズがあります。流量は150~200L/min、直径25㎝の木まで伐採が可能です。ライン最上位のプレミアムモデルとなります。

14~20tショベル用マルチャー

0.45クラスのショベルに 装着可能なマルチャーとしてはUML/HYシリーズがあります。流量は90~170L/min、直径15㎝の木まで伐採が可能です。 耐久性に優れたフレーム、状況に応じて付け替え可能なツースにより高い汎用性を実現しています。

4~7.5tショベル用マルチャー

0.25クラスのショベルに 装着可能なマルチャーとしてはBL1/EXシリーズがあります。流量は50~140L/min、直径12㎝の木まで伐採が可能です。 新開発のバイトリミッター機構により作業効率、扱いやすさ、耐久性が格段に向上しました。

スキッドステア・トラックローダー用マルチャー

スキッドステアローダーやトラックローダーに装着用の商品もあります。馬力は75~120HPで、直径20㎝の木まで伐採が可能です。
また、トラックローダーの操縦席からも優れた視認性を確保するためにロープロファイルデザインで設計されています。

マルチャーの刃の種類

マルチャーの刃に関しては上記写真の通り、用途や作業条件に応じて様々な種類があります。

E標準の刃

E標準の刃は高張力鋼(ハイテン)でできており、硬度は6です。研磨が可能なので、高い切れ味を維持でき、広葉樹&針葉樹、繊維植物、葉・小枝などの破砕ができます。

E/HDの刃

E/HDの刃は刃先にタングステンのチップが取り付けられており、通常のツースより高い耐久性を持っているのが特徴です。

C/3の刃

最もよく使われている標準の刃です。 広葉樹&針葉樹、繊維植物、葉・小枝などの破砕ができます。

K/3の刃

根や切り株の伐採もできるため非常に便利ですが、竹は割ってしまうため用途によって刃を使い分けましょう。

マルチャーのレンタル料

現在建機レンタルサイトJukiesにおいて、マルチャーが出品されているので実際に出品されている商品のレンタル料を見ていきましょう。

0.7㎥ベース・マルチャーのレンタル料

0.7ベースのマルチャー (https://jukies.net/items/2410481307 ) は現在Jukies上で1日9.8万円、月147万円で掲載されています。 この1台でマルチにパワフルな作業を行えることを考えれば妥当な料金と言えるのではないのでしょうか。

0.45㎥ベース・マルチャーのレンタル料

ここでも実際に掲載されている商品を見てみましょう。
0.45ベースのマルチャー ( https://jukies.net/items/9137428471 ) は現在Jukies上で1日8万円、月120万円で掲載されています。

マルチャーアタッチメント単体のレンタル料

アタッチメントのみでもレンタルはできます。アタッチメント単体で 1日約7万円、月約105万円でレンタルできるようです。取り付けるショベルのサイズによってマルチャーの種類が異なりますので、申し込みの際にはオーナー様にご確認ください。

マルチャーは「Jukies」でレンタルできます!

ここまでマルチャーを使うメリットやレンタル料について説明させて頂きました。マルチャー1台で様々な用途で使える大変便利な商品なのですが、海外と比較するとマルチャーの知名度はまだ低く、国内ではレンタルしている業者も少ないのが実情です。
そんな時に便利なのが建機レンタルサイトの「Jukies」です。
Jukies( https://jukies.net/)は会員制の建機レンタルサイトで、マルチャーのレンタルも行っています。珍しい商品で探すことが大変なマルチャーをネットでかんたんにレンタルを申し込むことができます。

レンタルまでの手続きの流れ

Jukiesでマルチャーをレンタルする手順は以下の通りです。

① Jukiesに無料ユーザー登録をする(最短5分)
② マルチャーを検索する
③ サイト上で見積もり依頼をする
④オーナー様からの運送代込みの最終の見積もりを確認し、注文する
⑤ レンタル費用を支払う(銀行振込またはクレジットカード決済)
⑥マルチャーを受け取る

まずは事前に無料ユーザー登録

マルチャーを活用することで従来よりも木材破砕作業の効率をアップさせたい場合や根株の破砕や草刈りなど複数の作業を同時に行う場合にネットレンタルサービスを素早く活用するためにも、事前のユーザー登録を行うことをおすすめします。 事前にユーザー登録をしておけば、最短翌日のレンタルが可能です。登録料や年会費など登録に際して発生する費用は一切ないので 一度検討されてみてはいかがでしょうか。

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