重機の活用に欠かせないアタッチメントとは?種類とレンタル時の注意点を解説

油圧ショベル、ホイールローダー、ブルドーザーなどの重機は、アタッチメントを交換することによりさまざまな作業を行えます。なかでも油圧ショベルのアタッチメントは多岐にわたり、これらが無いと工事自体が成り立ちません。

油圧ショベルのアタッチメントの種類やレンタル時の注意点について解説します。

油圧ショベルのアタッチメントの種類と特徴

油圧ショベルはバックホーとも呼び、バケットを装着して掘削や整地作業を行いますが、バケットを他のアタッチメントと取り換えると、削岩、粉砕、解体などの作業が行えます。

アタッチメントの種類は多岐にわたりますので、使用頻度の高いアタッチメントを抜粋してご紹介します。

バケット

油圧ショベルには標準のバケットの他に次のようなバケットがあります。

・スクリーンバケット・スケルトンバケット
バケットが格子状になっており、土砂を振るい落として岩やがれきのみをすくい取ることができます。

・トロンメルバケット
回転する円筒形の格子が取り付けられたバケットです。ふるい作業を効率よく進められます。

・幅広バケット
標準バケットよりも幅の広いバケットです。一度に広い穴を掘削でき、作業効率を高めます。

・狭幅バケット
標準バケットよりも幅の狭いバケットです。側溝の掘削などに適しています。

・バケットクラッシャー
バケットに破砕機が取り付けられています。がれきや岩のすくい取り、破砕、輸送を同時に行えます。比較的小型のがれきなどに適しています。

・法面バケット
幅広かつ底面がフラットに構成されたバケットです。法面の整地や仕上げに用いられます。

・グラップルバケット・ピラニアバケット
グラップルバケットは標準バケットに開閉可能なグラップル(つめ)が、ピラニアバケットはバケット端部に開閉機構が付加されたバケットです。すくいと掴みの両方の作業ができ土木工事解体工事など広範な工事で作業効率を高められます。

ハンマー・ブレーカー

油圧などで動作する杭状のチゼルで岩石やコンクリートを破砕するアタッチメントです。掘削、はつり作業ができます。

大割機・小割機

大割機とは、大割圧砕機とも呼び、コンクリートや鉄筋の解体に用いるアタッチメントです。大割機で解体したコンクリート塊などをさらに粉砕するのが小割機です。磁石付きの小割機は、粉砕物から鉄筋や電線などの金属を仕分することができます。

カッター

大割機でも鉄筋コンクリートの破砕ができますが、鉄骨の裁断には鉄骨カッターが必要です。また、産廃を切断する産廃用カッターもあります。

オーガー

オーガーとは、先端に掘削用ビット、軸部に土砂の掻き出し用スクリューを備えた掘削用のアタッチメントです。スクリュー径に相当する径の縦穴を掘ることができ、くい打ちやフェンスの基礎などの掘削に用いられます。

グラップル

グラップルはフォーク、はさみとも呼ばれ、ものを掴むことのできる汎用アタッチメントです。建築資材の輸送、配置、廃棄物の分別などに利用できます。

その他のアタッチメント

その他、草刈機、敷板鋼板を運ぶマグネット、林業の枝払い・伐採用など、さまざまなアタッチメントがあります。

レンタルできる種類

Jukiesでレンタルできるアタッチメントには次のようなものがあります。

機種

Jukiesでは各種バケット、大割機・小割機、各種カッター、オーガー、グラップル、草刈機など、今回ご紹介したアタッチメントの多くを取り扱っているので、お客様の用途に応じてお選びいただけます。

サイズ

アタッチメントは、取り付けられる油圧ショベルのサイズが決まっています。油圧ショベルのサイズは機械重量もしくは標準のバケットサイズで表示されています。ton表記の場合は機械重量を、㎥表記の場合は油圧ショベルの標準バケットサイズを示しています。

アタッチメントの導入ケース

次のようなシーンで油圧ショベル用アタッチメントが使用されています。

整地作業

土木工事現場では、各種バケットのアタッチメントが多く利用されています。一般の掘削作業用のバケットの他、土砂と岩の仕分けにスケルトンバケット、法面の整地及び転圧に法面バケットなどが使用されます。

解体工事

解体工事では、大割機・小割機、鉄骨カッター、グラップルなどが利用されています。比較的に短い期間で解体及びがれきの搬出が行われることが多いため、1台の油圧ショベルで頻繁にアタッチメントを交換するケースもあります。

レンタルのメリット・デメリットと注意点

アタッチメントをレンタルする際のメリット・デメリットと注意点をご紹介します。

メリットとデメリット

油圧ショベルのアタッチメントには多様な種類があるため、全てのアタッチメントを揃えるよりも、必要なときに必要な機種をレンタルした方がコスト面で有利になりやすい機材と言えます。レンタルであれば、初期投資や管理費を抑えて効果的な運用が可能です。

一方、アタッチメントの交換頻度が低く、使用方法が定まっている場合は、購入品の方が適しているでしょう。油圧ショベルの運用方法により、レンタルか購入かの判断を行うのがおすすめです。

アタッチメントを使用する際の注意点

アタッチメントは、取り付けられる油圧ショベルのサイズが決まっています。油圧ショベル本体のサイズに合わせたアタッチメントを選択してください。また、アタッチメントの種類により操作方法や許容される負荷などが変わります。初めて使用するアタッチメントの場合、熟練のための訓練を行うことをおすすめします。

レンタルの方法(手続きなど)

Jukiesでアタッチメントをレンタルする手順は以下の通りです。

① ユーザー登録する
② 機材の種類、料金、運送方法などについて検索・確定する
③ レンタルを申し込む
④ レンタル費用を支払う
⑤ 機材を受け取る
⑥ 機材を返却する

ユーザー登録から支払いまでは、Webサイトのみで手軽に実施可能です。先ずはユーザー登録のうえ、Jukiesの出品アイテムをご覧ください。

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