こんにちは。Jukiesライターチームです。
ランマーとは、土壌を締め固めたり、平らにならしたりする締固め機の一種です。ランマーの他にも大きさや機構の違う締固め機がありますので、その構造からくる特徴の違いなどについて解説します。
目次
ランマーの特徴と締固め機の種類
ランマーとよく似た締固め機としてプレートがあります。またより大きな面積を締め固める機器としてはロードローラーも用いられています。
ランマー
ランマーとはラマー(rammer:突き固める)という英語が語源の機械で、ラム、ランマ、タンピングランマーなどとも呼ばれています。装置の自重と、衝撃板の上下運動による衝撃で地面を突いて締め固めます。駆動源はエンジン式が主流ですが、電動式のランマーも使われています。
空圧を使ったサンドランマーという機械は、一般のランマーよりも転圧力が小さく、鋳物砂型の締め固めなどに使われています。
プレート
プレートは、転圧盤の上で偏芯ローターを回転させることで、上下の振動を起こして転圧を行う機械です。プレートコンパクター、バイブロコンパクター、タンパーなどの呼び方があります。
ランマーとは、ローターの回転方向によって、前後の駆動力を出せる点が異なります。転圧能力はランマーに劣りますが、プレートの方が転圧盤の面積が大きく、振動が小さいため、平らに均す用途にはプレートの方が適しています。
ロードローラー
ロードローラーは鉄のローラーやタイヤによって転圧する機械です。運転者が乗車するタイプと手押しタイプがあります。締固め効果を高めるためにローラーを振動させるタイプを、振動ローラーと呼びます。
大型の機械が多く転圧力が高いのが特徴ですが、小回りが利かないため道路などの広い面積を転圧する際にのみ用いることが多いです。
締固め機の特徴
ランマーの締固め能力は打撃力という数値で表します。一般的に重量が大きくなるほど打撃力が高くなります。ランマーの打撃力はプレートよりも大きく、突き固め能力は上面から30~50cmとされています。
プレートは偏芯ローターの振動により締固めを行うため、ランマーよりも付き固め能力が低く上面から5~10cmとされています。
重量が重い程能力は高くなります。また、プレート幅が広いほど広い面積を均すことができますが、突き固め能力は落ちてしまいます。なお、機体が重くなるほど、またはプレート幅が広くなるほど取り回しは難しくなります。
締固め機を選ぶ際には、粘土質地盤などの高い突き固め力が必要な場合はランマーを、路面等の地面を均等に均したい場合はプレートを選択します。騒音が気になる場合は電動式や低騒音タイプもあります。
また、プレートには粉じんを防止する水タンク付きや、転圧を助けるローラー付きなどもあります。
レンタルできるランマーの種類
Jukiesでレンタル出来るランマーやプレートをご紹介します。
ランマー
軽量な40kgクラス、一般的な50~60kgクラス、大型の部類に入る70kgクラスのランマーがレンタルできます。中、大型クラスは本格的な土木工事に、40kgクラスは狭い場所での取り回しに適しています。
プレート
プレートも軽量コンパクトな40kgクラスから大型の100kg以上のクラスまで幅広いサイズの機種がレンタルできます。
ランマーの利用シーン
ランマーやプレートは次のようなシーンで利用されています。
土壌の締固め
ランマーは、その突き固め力の高さから、土壌の締め固めに利用されています。建築現場の埋戻し時や軟弱地盤の改良などにはランマーやロードローラーが用いられます。
舗装の仕上げ
アスファルト舗装は下地から数層の処理を行いますが、各層の均し工程にロードローラーやプレートを使用します。
外構のDIYなどに(※現在Jukiesは、法人様向け業務利用のみご利用可能で、DIYにはご利用いただけません)
小型のランマーやプレートは外構工事にも使われています。ガレージ舗装やレンガ舗装の際の下地処理や仕上げにプレートを、塀やカーポートなどの柱の基礎固めにはランマーを使用します。
レンタルのメリット・デメリットと注意点
締固め機をレンタルする際のメリット・デメリットと注意点をご紹介します。
メリットとデメリット
締固め機は、土木・建築工事などで用いるとしても必要となる工程は一時的です。また、DIYなどで使う際も、一度使えば当面使う機会はないでしょう。この様なとき、必要なときにだけ利用できるレンタルであれば費用を最小限に抑えることができます。
また、レンタルであれば状況に合わせて必要なサイズの機械を選ぶことができ、保管場所の確保や、維持管理の手間も省けるのは大きなメリットとなります。
一方で、機械を常用する場合はレンタルの方がコストアップとなります。
レンタルする際の注意点
締固め機をレンタルする際には、消耗品となる燃料と、防振手袋や安全靴などの保護具も同時に準備してください。
大きな振動と騒音を発生するため、作業時間を限定するなど、近隣への迷惑とならないよう配慮しましょう。
レンタルの方法(手続きなど)
Jukiesでランマーやプレートをレンタルする手順は以下の通りです。
① ユーザー登録する
② 機材の種類、料金、運送方法などについて検索・確定する
③ レンタルを申し込む
④ レンタル費用を支払う
⑤ 機材を受け取る
⑥ 機材を返却する
ユーザー登録から支払いまでは、Webサイトのみで手軽に実施可能です。先ずはユーザー登録のうえ、Jukiesの出品アイテムをご覧ください。