「通年で荷役作業が発生するわけではないが、季節によって大量の荷役作業が発生する」「年に数回しか使わないのにフォークリフトを購入して維持、保管するのはコストがかさむ」。このようなケースに最適なのが、フォークリフトレンタルです。フォークリフトレンタルなら、荷物のサイズや作業員の人数に合わせて、必要なときに最適なフォークリフトをそろえることが可能です。
ここでは、荷役現場で利用されているフォークリフトをレンタルするシーンや、基礎知識などをご紹介します。
目次
さまざまなシーンで使われているフォークリフト
「荷物ある所にフォークリフトあり」といえるくらい、荷役の現場ではフォークリフトが活躍しています。ここでは、実際の利用シーンと使われているフォークリフトの種類をご紹介します。
工場で資材の運搬に
工場では、資材の搬入や移動にフォークリフトが使用されています。車のように座ってハンドル操作を行うカウンターリフトタイプのフォークリフトが使われます。
物流の倉庫、スーパーの倉庫など
物流系の倉庫では、大きな荷物が到着したら、小分けにして配送や売り場に移動します。ウォーキングフォークリフトやピッキングフォークリフトなど、バッテリー式の小回りの利くフォークリフトが活躍しています。
港湾でコンテナの積み上げ・積み下ろし
港湾作業でも、フォークリフトが活躍しています。港湾荷役用の大型のフォークリフトは、大型の海上コンテナの積み上げ・積み下ろしを行う、パワータイプのフォークリフトが使われています。
フォークリフトの運転に必要な資格とは?
フォークリフトの操作に関する資格は、特別教育と技能講習の2種類です。どちらも18歳以上であればすぐに受講でき、資格を取得可能です。
フォークリフト運転特別教育
フォークリフト運転特別教育は、1t未満のフォークリフトの運転ができる教育で、学科6時間、実技6時間、合計12時間(2日間)で取得できます。
1t未満のフォークリフトを運転するだけなら、短期間で取得できるフォークリフト運転特別教育がおすすめです。
フォークリフト運転技能講習
1t以上のフォークリフトを使用する場合には、フォークリフト運転技能講習を修了する必要があります。実務経験や取得している免許により、受講内容が免除される場合がありますが、一番長くても35時間(5日間)で取得できます。
作業場所の移動などで一般道路を走行するときは、フォークリフトの大きさに合わせて普通、準中型、中型、大型、大型特殊の運転免許が必要です。また、フォークリフト自体にも、道路交通法に基づくナンバーの取得が必要になりますのでご注意ください。
フォークリフト機能を持った使い勝手の良い建機
ここでは、フォークリフトの機能を持つ、少し変わった建機をご紹介します。ひとつは、アタッチメントの交換で作業の幅が広がる「CAT 259D」。もうひとつは、荒れた土地での荷役作業が可能な「MF-25V」と「MFD-20」です。どちらも使い勝手の良い建機なので、レンタルする際には検討してみてください。
フォークリフトと建機の機能を兼ねた「CAT 259D」
日本キャタピラーが発売している「CAT 259D」は、おにぎり型のゴムキャタピラーで、その場での旋回も可能です。また、アタッチメントの交換で、建築、道路工事から造園、穴掘り、整地、除雪作業まで、一台でこなせる建機です。さらに、アタッチメントをフォークに付け替えることで、フォークリフトとして荷役作業が行えます。
しかし、アタッチメントをフォークにした場合でも、フォークリフト運転技能講習の資格では運転することはできません。CAT 259Dの運転には、「車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)運転技能講習」を受講する必要があります。
反対に、車両系建設機械(整地・運搬・積込み用及び掘削用)の資格を取得していれば、CAT 259Dにフォークをつけることで、荷役作業が可能になります。ただし、荷役専門の機械ではありませんので、荷役作業を行う際には、重すぎる荷物を運ばないようにしたり、左右のバランスに注意したりと、十分に気を付ける必要があります。
足回りが不整地に強いゴムクローラーの「MF-25V」「MFD-20」
MOROOKA(諸岡)が発売している「MF-25V」と「MFD-20」というクローラーフォークは、足回りがゴム製なので、不整地での使用に便利です。農地や工事現場のほか、太陽光発電の工事現場の不整地・軟弱地でも高い機動性を誇ります。
MF-25V、MFD-20はクローラー式ですが、不整地での荷役、運搬作業のために作られたフォークリフトですので、フォークリフト運転技能講習の資格で運転することができます。
フォークリフトレンタルを利用する際に気を付けたいポイント
「臨時の荷役作業をフォークリフトのレンタルで対応しよう」と考えたときに、燃料、荷物の大きさ、重さ、タイヤの強度など、作業に見合ったフォークリフトをレンタルしなくてはいけません。
ここでは、フォークリフトレンタルを利用する際に気を付けたいポイントをご紹介しましょう。
動力を確認する
燃料がディーゼル式のフォークリフトはパワーがありますが、音や排ガスに注意が必要です。
例えば、夜間に倉庫内で荷役作業をする場合に、近隣への騒音の影響、倉庫内での換気の問題を考慮する必要があります。状況によってバッテリー式を選ぶなど、使用場所や時間、荷物の大きさなどに合わせて選びましょう。
荷物の重さと大きさを確認する
フォークリフトをレンタルする際、「3tの荷物だから、許容荷重が4t以上のフォークリフトを選べば十分」と思われるかもしれません。しかし、実際には同じ3tの荷物でも、重心の位置が異なると持ち上がらない場合もあるのです。これは、荷重重心の位置がフォークリフト本体から遠ざかるにつれて、許容荷重が少なくなるからです。ですから、荷物の大きさ、重さ、荷重重心を考慮して、フォークリフトをレンタルする必要があるのです。
フォークリフトレンタルはJukiesにお任せください
フォークリフトのレンタルをする際の確認ポイントや作業に必要な資格のほか、不整地に強いクローラータイプのフォークリフトなどをご紹介しました。便利だからといって、すべてのフォークリフトを購入するのはコストがかかります。そこでおすすめなのが、フォークリフトのレンタルです。
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