工事現場などでよく見かけるブルドーザーですが、使用場所や用途により、細かな仕様の違いがあります。
ブルドーザーをレンタルする際に気を付けたい仕様や、用途による使い分けについて解説します。
目次
他の重機との違いは?ブルドーザーの仕様を解説
まずはブルドーザーの仕様と、外見が良く似たホイールローダーとの違いなどについて解説します。
ブルドーザーとは?
ブルドーザーとは、クローラで移動するトラクターの前にブレード(排土板)やショベルなどを装備した、土砂を押し出す重機です。土木・建築工事や農畜産業などで多く用いられ、土砂の掻き出し、均し作業に用いられます。
ブレードはアタッチメント式になっており、用途に応じて換装できます。けん引タイプのアタッチメントもあります。
ホイールローダーとの違い
ブルドーザーとよく似た重機にホイールローダーがあります。ホイールローダーはローディング(荷積み)を効果的に行うために、装着したバケットを高く持ち上げることができます。一方のブルドーザーは、土砂を押して輸送することに特化しています。ブレードをショベルタイプに変更することで荷積みが可能になるタイプもありますが、ホイールローダーほど自在に制御できません。
湿地用と乾地用
ブルドーザーは不整地での使用が前提ですが、湿地などの軟弱な地盤ではクローラがスタックして行動不能になる場合があります。このため、乾地用の他に、ぬかるんだ土壌でも使用が可能な湿地用の機種があります。湿地用の機種は乾地用よりもクローラの幅が広く接地圧が2/3程度に抑えられており、クローラの接地形状も乾地用とは異なります。軟弱地盤向けの超々湿地用(接地圧が乾地用の約1/3)などもあり、使用環境に合わせて選択できます。
また、特殊用途向けブルドーザーとしては、河川や港湾の浚渫、橋梁工事などに用いる水陸両用ブルドーザー、水中ブルドーザーなどもあります。
パワーアングル機能
ブレードを左右どちらかに角度をつけて装着できるものをアングルドーザ、油圧により左右にブレードを振れる機能を持っているものをパワーアングルドーザと呼びます。最近の機種の多くはパワーアングル機能を保有しています。
アタッチメント
ブルドーザーはブレードを装着して整地作業や土砂の運搬を行いますが、掘り起こし作業用のリッパー、礫や岩などを選別できるレーキ、土砂をすくうバケット、押し引き両方に利用でき整地に適したトリミング用ブレードなどがあります。
レンタルできる種類
Juikiesでは次のような仕様のブルドーザーがレンタルできます。
サイズ
小型(10t未満)、中型(11t~40t)、大型(41t以上)の各サイズのブルドーザーをレンタルできます。ブルドーザーのサイズは機械質量(重機単体の質量)もしくは運転質量(機械質量+乗員の体重)で表示されています。
仕様
使用環境に合わせ、乾地仕様、湿地仕様、超々湿地仕様のブルドーザーがレンタルできます。
尿素仕様とされているものは、重機向けの排出ガス規制となるオフロード法に対応するために、尿素水と排気ガスを混合して窒素酸化物の排出量を低減させる尿素SCRシステムを持つ機種です。使用時には燃料の他に尿素水が必要です。
ブルドーザーの導入ケース
ブルドーザーは次のようなシーンで利用されています。
土木・建築工事
土木・建築工事現場では、土砂の運搬、均しなどの整地作業に広くブルドーザーが使用されています。
河川の浚渫
河川や港湾の浚渫には水陸両用ブルドーザーが使用されています。電動タイプやリモートコントロール可能なタイプなどがあります。
レンタルのメリット・デメリットと注意点
ブルドーザーをレンタルする際のメリット・デメリットや注意点をご紹介します。
メリット・デメリット
ブルドーザーを利用する際のメリットは、初期投資・保管・メンテナンス費用などが不要となる点です。また、多様な機種を全て保有しなくても、工事内容に合わせて適切なブルドーザーをレンタルできるため、工事の効率アップ、工期短縮などに効果的です。
一方で、使用したい機種のブルドーザーが近隣にない場合には輸送費用が割高になります。また、初めて使用する機種をレンタルした場合は、オペレーターが操縦に慣れておらず、作業効率が期待ほど上がらない可能性もあります。
レンタルする際の注意点
ブルドーザーをレンタルする際には、作業内容に応じたサイズ、仕様の機種を選択してください。特に、作業場所の地盤に合わせて乾地用、湿地用かを選定しましょう。また、作業現場へのアクセス道路が細い場合や、耐荷重の小さな橋梁を通行する場合は大型機の搬入が不可能な場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
レンタルの方法(手続きなど)
Jukiesでブルドーザーをレンタルする手順は以下の通りです。
① ユーザー登録する
② 機材の種類、料金、運送方法などについて検索・確定する
③ レンタルを申し込む
④ レンタル費用を支払う
⑤ 機材を受け取る
⑥ 機材を返却する
ユーザー登録から支払いまでは、Webサイトのみで手軽に実施可能です。先ずはユーザー登録のうえ、Jukiesの出品アイテムをご覧ください。